2008年9月アーカイブ

 9月9日は「救急の日」です。小野学園ではビジョンを達成するための14の力の一つである「優しさ」(相手の立場になって考えることができ、行動することができる)を身につけるために、普通救命講習会を実施しています。

 AED(自動体外式徐細動器)の使用法と心肺蘇生法を学び、生徒全員に「救命救急普通免許」を取得することにしています。来年度全員が取得できます。

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 この小野学園の取り組みに対して大井消防署から救急の日に表彰されました。

先週久しぶりにTVを見ていたら、「大家族の生活」という番組をやっていました。最初はあまり興味がなかったので何となく漠然と見ていたのですが、だんだんおもしろくなり、結局約2時間最後まで見てしまいました。

登場したのは、両親と子供10人(男5人・女5人)祖母の13人でした。場所は石垣島でした。内容的には、両親が畜産事業に失敗し多額の借金(8000万)を返済するための努力をするというものでした。長女23歳〜末娘(5女)5歳まで、兄弟姉妹がそれぞれ家族・家庭の事に悩み、努力するというものです。

父の仕事は農業(米作り・いも作り)が中心ですが、収入を得るために漁のアルバイトへ。母は看護士で夜勤との両立。2人とも1日の睡眠時間3時間。この親の働く姿を見て、23歳〜5歳までの10人の子供たちがそれぞれ不満はあっても我慢することや、努力する姿が映し出されていました。10人のそれぞれが親の愛情を受け、嫌な顔ひとつせず苦労を共に出来るのは、両親の働く姿を見て自分たちもできることは自分でやらなければという、それぞれの役割分担が出来ているからだと感じました。

七夕の時、みんなで願い事を書いたシーンがありましたが、5歳の末娘が「はやく保育園に行きたいな」という願い事を書いたのを見て、次男の18歳の兄が自分の給料から32千円の保育料を出していかせてやって欲しいと言ったときの両親のつらい思い(皆に苦労をかけている)と、末娘の「ありがとう」といううれしそうな顔が印象的でした。両親の大変な姿を子供たちが見て、全員で協力をして少しでもはやく楽な生活にもどりたいと思って頑張る姿にとても感動しました。両親がケンカをしたり、仕事を投げ出したりすれば、子供たちのこうした絆は生まれてこなかったと思います。私もこの番組を見て「子は親を見て育つ」ということわざどおりの事が現実として見られたことは、教員として「生徒は先生を見て育つ」と言われるような尊敬される思いやりのある教員になれれば良いなと思いました。

チョイ悪おやじ風と言われたKより

 みなさんこんにちは!理科教諭Nです。

 突然ですが、『理科は好きですか?』

 この言葉を聞いて、理科全般を好きな人はもちろん『好き』と答えるでしょう。
 理科の実験は好きだけど、理科自体はどのように使うのかわからない記号や公式を暗記するものだと思っている人は、なんと答えるべきか頭を悩ませることでしょう。
 また、理科なんて言葉聞きたくもないと言う人もいると思います。

 中学・高校の生徒が、はじめのうちは理科という教科に興味を持ちながら、高学年になるにしたがって理科嫌いになっていくことが科学技術白書でも示されているようです。
子供たちの理科離れがわが国の科学技術レベルの低下や産業基盤の崩壊につながる問題として深刻になっていることは少なからず耳にしたことがあるでしょう。

 実は私も子供の時、理科の実験は好きだけれど、テストで点数が取ることができないという生徒の一人でした。テストで点数がとることが出来ないくせに、理科の実験は楽しいから理科をもっと勉強したいと思い理系の大学に進学しようと決めました。なんだか変な生徒ですね。私が理科を好きになるきっかけは何であったかと考えると、なんといっても良い先生との出会いだといえます。理科を退屈にならないように、様々な工夫をし、教えてくれた先生方との出会いがあったからだといえます。たとえば、化学であれば原子や分子などの小さな粒の振る舞いを、イメージしながら、その性質や反応などを解き明かしていくものであると教えてくれました。

 しかしながら、受験においては反応式や計算問題を重視しすぎて、肝心な『理科のおもしろさ』が見えにくくなっているように思います。そのため、学年が上がっていくごとに理科から離れていく生徒がいるのも納得できるような気がします。
 理科って面白いと思ってもらえるような生徒を一人でも増やすために、小野学園では様々な理科に関する活動を行っています。たとえば、普段の授業時間の理科実験とは別に大学から先生をお招きして、SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)を年に3回行います。今年度も普段行うことの出来ない実験をして生徒たちは目を輝かせていました。また、問題解決型おもしろ理科実験教室『サイエンスラボラトリー』を放課後に行っています。これは週1回放課後に通常授業では扱うことの出来ないおもしろ理科実験を行っています。そのほかにも生徒自らが先生になって行うサイエンスオープンキャンパスなどがあります。
 どうですか。理科に触れる機会がたくさんあると思いませんか。理科は好きだけどテストは出来ない。あの頃の私のような生徒が少しでもいなくなれば…。そんなことを今日も考えています。

 どんな実験をしているかは≪こんな実験をしました≫をご覧下さい。

9月7日(日)サイエンスオープンキャンパスを開催しました。集まった受験生は昨年より50人多い約170人。

お茶の水女子大、東京海洋大、立教大と提携して理科実験を受験生に体験してもらうイベントです。

今年は昨年と大きく変わったところがあります。それは実験をすすめるのは本校の生徒であり、大学はそれをサポートするという形になったということです。そのために生徒は事前に大学まで出かけ、教授から直接講義を受けました。最初のリハーサルの時にはどこかぎこちなかった生徒も、練習を重ね「お客さんを呼ぶ以上は必ず喜んでもらいたい」という気持がはっきり形になってきました。

当日は、3時間で、ひとり4つまで実験を体験できるプログラムでした。「人工いくら」「光の不思議」「種の落ち方」「塩水と真水の関係」「浮沈子」「水の色を変える試薬」「樟脳ボート」「電子レンジで物質が変わる」「どっかーん」「じょぼじょぼ」といった実験が行われました。(ちょっとタイトルだけではわかりませんね。)

当日の受験生の感想です。圧倒的に多かったのが「楽しかった」です。私たちがとてもうれしかったのは、「わかりやすく、面白く、教えてくださってとても楽しかったです。理科の実験はあまり好きではなかったのですが、今日来てみて面白いと思うようになりました。」という感想です。かなり大げさかもしれませんが、生徒が日本の理科離れをを救った瞬間がここにあるという気がしました。

おそらく一番勉強になったのは生徒自身だと思います。実験を伝えることで、自分がその実験をより深く理解することの重要性を感じてくれたと思います。

PS.ちなみに一番人気は「人工いくら」 でした。 Photo_2 Photo_3

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教頭 長谷

こんにちは。

2学期が始まって2週間近くが過ぎてようとしていますが、みなさん体調はいかがですか?

規則正しい生活にはもう慣れたでしょうか。

さて、突然ですが、みなさんの『将来の夢』は何ですか?

私は、小学校の頃は“お花屋さん”になりたくて、もう少し大きくなると“動物園の飼育係り”になりたくて、高校3年生の進路決定時期には漠然と“医療関係の仕事”に就きたいと思うようになりました。そして、今、学校で医療の知識を使って働いています。

しかし、今に至るまで色々悩んだり考えたりしました。本当にこの仕事が自分に向いているのかなぁ、とか、もっと自分に合う仕事が他にあるんじゃないかなぁ、とか日々悩んでいました。でも、やってみないと分からないですよね。“向いているか向いてないか”ということも大切ですが、自分が“好きか嫌いか”のほうがもっと大切なような気がします。人間は誰にでも1日24時間という時間が平等に与えられています。どうせこの時間を使って生きていくなら、自分が自分らしく、楽しく生きていきたいと思いませんか?

最近、とてもお気に入りのCMがあります。クルム伊達公子さんの『夢を夢のまま終わらせてはいけない』というセリフ、みなさんもどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか。そうだよなぁ〜と改めて考えさせられました。私はどちらかというとネガティブなので“どうせ無理だよ”“私になんてできないよ”と考えてしまいがちです。でも、将来起こりうる不安をあれやこれやと心配するよりも、それを実現するための方法や対策を練っているほうが、断然人生のプラスになると思います。それに、なんていったって、自分自身が楽しくなると思います。

良くも悪くも、人生は1度きり。後で振り返ってみて、『結構、楽しかったなぁ〜』と笑って思えるように毎日を過ごしていきたいですね。

Fでした♪

みなさま、ごきげんよう。学年・英語科ともに末っ子のOです。
夏はいかがお過ごしでしたか。私はめずらしく日に焼けました◎

さて、今年の夏休み中は意外と英語を話す機会が多かったのですが、新学期を迎えるにあたりふと「なぜ英語を教える必要があるのか」とまじめに考えていました。

理由はもちろんたくさんありますが、その中でもイチ押しなのが「世界平和」です。

言語学習と世界平和に何のつながりがあるのかしら?と思う方もいるかと思うので少し語りたいと思います。 

一見言葉を学ぶことと世界平和は関係がないように思えるかもしれませんが、個人的には大きなつながりがあると思っています。

4年生のクラスだったかと思いますが、人は自分がもっている言語の「枠」のなかで物事を考えている、というお話をしたことがあります。

要は自分が持っている言葉の中でしか相手を理解することができない、ということです。

英語に限った話ではありませんが、英語は色々な文化の持ち主に様々な場所で使われている言語ではあります。

つまり、英語を知り使うことにより、様々な物事の考え方や感じ方、情報を得ることができると思うのです。

色々なことを知っている、ということはさまざまなアンテナを身に付けているわけですから新しく気づいたり興味をもつことができます。

そうして色々な物事や人々を理解していくことは世界平和に少なからず関わることなのではないかと思うのです。

言葉を豊かにし、たくさんの物事や人を知って関心をもつ。言語学習を世界平和につなげるのは究極のテーマだとは思いますが、関心をもつ、という「はじめの一歩」を生むために2学期も英語を教えていこうと思う今日この頃です。

おまけですが、ぐっと来る言葉をいくつか紹介。

私が好きな人の中にマザー・テレサ、という人がいます。彼女は1979年にノーベル平和賞を受賞した際、「世界平和のために私達はどんなことをしたらいいですか」と記者に問われ、「帰って家族を大切にしてあげてください」と返事をしたそうです。

他にも彼女のことばに「愛の反対は憎しみではなく、無関心である」というものがあります。

どちらも考えさせられる一言です。

あと宣伝です。
言葉の勉強には読書がもってこいです。私たちの学校の図書館には日本語の本も英語の本も新書から物語まですばらしい数の本が入っています。
雑誌も新聞もあります。住んでも良いくらい楽しい場所だと思います。

是非図書室を利用しましょう♪

 長い夏休みも終わり新学期が始まりました。8月の終わりに、幼稚園では「夏期保育」があり、普段の教室ではできない水遊びやプール、シャボン玉遊びをしている元気な園児の姿がありました。小学校は夏期講習や運動会の練習があり、中学・高校ではSPPの実験やユニバーサルデザインのプレゼンテーション、そして部活や講習に生徒が元気よく登校しておりました。

 さて、悲しいお知らせですが、小野ミヅヱ先生(小野学園理事長・幼稚園園長)は、8月4日に87歳で永眠いたしました。
 ここに生前のご厚誼を心より深く感謝申し上げます。

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 先生は現お茶の水女子大学を卒業して教師になり、65年間の教員生活を送りました。
 小野学園には60年にわたり児童・生徒の教育に心血を注ぎました。又、母として3人の子供を育てました。まさに「社会で生きる、家庭で生きる、両方で生きる」ことを実践した「どっちもできる女性」の先駆者であったと思います。

 なお、学園葬は、お別れの会として9月17日(水)に行われます。
 学園に対しまして、今後とも皆様の変わらぬご支援とご協力をお願い申し上げます。