2009年2月アーカイブ

先日、小野学園ではマラソン大会が実施される予定でした。ところが、降水確率90パーセントの天気予報が出て、中止が決定。昨年のマラソン大会のことを思い出し、残念な思いで当日を迎えました。

「マラソン大会」というと私は、「ちょっとやっかいな行事」と思っていました。なぜなら、私自身、スポーツが苦手で、高校時代のマラソン大会も、苦い薬を無理に飲み込むように、なんとかやりすごした(もちろんちゃんと走りましたが)行事だったからです。そんなイメージで迎えた昨年の小野学園のマラソン大会。教員にもそれぞれ役割があり、私はコースの途中に立って、走者が間違ったコースに迷い込まないよう、誘導する係でした。当日、自分が走るわけでもないのになんとなく重い気持ちで、指定の位置で生徒を待ち始めました。生徒たちは角を曲がって私の姿を見つけると手を振ったり、それまでどうやら歩いていたらしいのに走り出したり・・・。頑張る姿に「がんばれ」「しっかり」と自然に応援の言葉が出ます。よく知っている生徒も、あまり話したことのない生徒も、笑顔で通り過ぎていきました。中には「ありがとうございます」と会釈をしていく生徒もいて、最初の気の重さはどこへやら、とてもすがすがしい気持ちでマラソン大会を終えることができました。

さて、今年ですが、マラソンは中止になりましたが、その一部の行事は実施されました。それは在校生のために6年生有志が豚汁を調理するというものです。実は、3年生が4月から育てた大豆を収穫し、味噌を仕込んでいたのです。その味噌を使って作る豚汁です。6年生は前日から下ごしらえをし、当日も朝からカフェテリアにテーブルを運んでみんなの食事場所の準備をし、豚汁を作りました。卒業式を除けば、6年生にとっては最後の行事です。さすが6年生、テーブルの準備も調理も手馴れたもの。皆がどんどん気がついたことをやっていくので時間までにおいしい豚汁ができました。6年生の「優しさ」のあふれる豚汁に、食事の終わった下級生たちは「ありがとうございました」「ごちそうさまでした」と笑顔で教室へ帰っていきました。

マラソンは中止になってしまいましたが、今年のマラソン大会も、生徒たちの人を思うたくさんの気持ちに触れ、温かい気持ちにさせられた一日となりました。来年はどんなマラソン大会になるのでしょうか。マラソン大会は私にとって「楽しみな行事」になりました。

Uより

こんにちは。数学教員Tです!

私がある学校の就職試験を受けたときのお話です。最終面接まで進んだ私をまっていたのは、なんと英語の試験でした。面接官の中に、外国の方がいらっしゃるんです!びっくりしました〜。わたしに突然質問が飛びました。

What is your strong point?

うーん・・・パニックになった私はこう答えました。

Burning heart ! 」

熱い心です!と言いたかったのですが・・・これだと燃えている心臓になってしまいますね↓↓↓

その後も質問が続き、終了後、理事長は私にこういいました。

Tさんが十分な数学の力をお持ちなのはよく分かりました。でも、これからはプラスアルファの何かを持った方が必要な時代が、きっと来ると思います。だから我々はあえて英語のテストをしたんです。」

と。

そのとき私は、数学教員が英語ができても意味無いだろうに・・・と怒ったものですが、今になると、その言葉がよく思い出されます。数学教師が、数学だけできれば良いなんていう時代はたしかに終わりを告げ、厳しい厳しい時代がやってきました。

企業では社員削減が次々と行われ、正社員を新規募集しない会社も増えています。こんな時代に生徒たちを送り出す側の私としては、生徒たちが生きる力を付けられるようにと悩む日々です。怠けている生徒をみると、とてもとても心配になります。

今の時代を生き抜くためには、それなりの力が必要です。そしてそれを身に付けるのはとても大変なことです。怠け者がのんびり生きていけるほど、甘い時代ではありません。日々何かを学び、自分のプラスアルファにしてください。何を学んでいいか分からないという人は、お勉強してください。とりあえずそれが最短かつ、間違いない方法です。

熱い心で、FIGHT

教員Tでした!

2月も,中盤に突入し,本校でも中学・高校の各入試が終わりました.
毎年,この時期になると,小野学園では卒業する6年生のために「送別会」の準備をしています.
現在は,1〜5年生の在校生が卒業生に喜んでもらえるよう,送別会の内容を企画・立案し,当日に向けて練習をしています.

この行事は,小野学園の『14力【優しさ】相手の立場に立って考え,行動できる』ことを目的としています.在校生から感謝の意を伝えるだけでなく,卒業生も在校生からの感謝の気持ちを感じるとともに,卒業後も「相手の立場に立って考え,行動」する女性であってほしいと思います.

生徒会担当のYより.

2月3日は節分。そしてその次の日は立春。
寒い冬が終わって、春がやってくる日です。

さて、皆さんは「立春には卵が立つ」という話を聞いたことがありませんか。

1947年2月のことです。
新聞紙上に「上海やニューヨーク、東京で立春の日に一斉に卵が立った」という記事が掲載されました。「卵が立春の日だけ支えもなく立つ」というのです。
「立春は、太陽の位置が特別の日だから、引力か何かの関係で立つのだ」と言う説が、まことしやかに流れました。

 昭和初期に活躍した科学者中谷宇吉郎は、その記事を取り上げて、卵をたてるメカニズムを科学的に解明して、「立春の卵」という随筆を著しました。
それによると、「卵の表面にある3点以上の出っ張りを足として、卵は立つ」のだそうです。太陽の位置や引力の関係で立つわけではないそうです。

 この話をやはり立春の頃に聞いたとき、私は卵をたててみたくなりました。そして、冷蔵庫から卵を取り出して、5分ほど集中して卵をたててみました。すると、どうでしょう。見事に卵は立ったのです。気をよくしてとがった方でもトライしてみました。こちらも5分ほどで立ちました。こつは、中谷宇吉郎の言う3点以上の出っ張りを意識して、両手で包むようにして、少しずつバランスを取るように指先で押してあげることです。
 卵をたてることなんて、たいしたことはないように思えますが、立たせてみると、数学の難問を解いたときのような爽快感があります。

寒い冬が終わって、暖かい春がやってきます。そんなときに「卵立てで遊んでみませんか」きっと楽しい気分になりますよ。

科学好きな国語教師 M