2011年11月アーカイブ

 3月の震災は千年に一度の巨大地震といわれています。新聞等でも報じられているので、ご存知の方も多いと思いますが、869年に東北地方東海岸沖で貞観地震とよばれる、今年の震災に匹敵する規模の巨大地震が起こっています。

歴史はくり返すと言われます。歴史は、今回の震災のように大きな災害がおこった後、社会がどのように変化するのかを予想するための鏡になります。災害や戦争によって生じるのは、不安であり、不安から救われるために新興宗教がおこります。貞観地震のさいにおこった新興宗教は、現在は雅楽という形で姿を残しているといわれます。

そこで関東大震災の後ですが、やはり新興宗教がすごいブームでした。そして現在、すでに震災の前からの流行として、パワースポットめぐりやスピリチュアルなどといったものは同様の現象と言えるのではないでしょうか。

大正末・昭和初期の政治・社会と、現在の日本は共通点が多く見られます。長く出口が見えにくい不景気、二大政党政治、直近の話題であるTPP問題は昭和初期の金解禁と重なって見えますし、数年前の経済の保護主義化の動きは1930年代の世界経済を思わせます。昭和初期の政治・経済の停滞は満州事変によって新たな局面を迎えました。その先におこった民主主義の破滅と同じ轍を踏まないためにも、歴史から多くのことを学ぶ必要があると感じます。特にこれから選挙権を手に入れる世代の生徒たちには、自分自身が置かれている状況から眼をそらさず、将来について真剣に考えるまなざしを持ってもらいたいと願っています。

社会科のOより

 

立冬を迎え、ようやく寒さを感じる気候になってきました。高3の担任として、今回は受験についてお話ししたいと思います。11月に入り推薦入試が続々と始まっています。しかし、夏から始まるAO入試の戦いは7月から始まりました。エントリーシートの準備や小論文、面接練習など生徒1人ひとりと向き合ってきました。「私の将来の夢は、○○です!夢の実現の為に貴学で・・・」と語る瞳には、未来が確かに映っています。それぞれの人生に関わる責任の重さを感じ、叱咤激励している毎日です。受験は、未来の為に自分自身と向き合う時間だと思います。と同時に、知らず知らずに多くの方々に支えられていることを学べるチャンスです。受験を終えた生徒は、お世話になった先生へ挨拶に行き、クラスメイトの面接指導を手伝ってくれています。そんな日常を横目に一般受験組は、見えない不安と戦いながらも、授業が終わると夜遅くまで予備校通いの毎日を過ごしています。どの学校も受験学年の教室は、さまざまな空気が流れていることでしょう。受験に関わらず、教室の空気をつくるのは1人ひとりの思いやりだと思いますが、受験シーズンだからこそ大事にしなくてはなりません。これから本格的な冬と受験シーズンが到来します。

がんばれ受験生!

体育科 S

先月行われた志ら梅祭に、オーストラリアから6名の高校生と引率の先生方が見学に見えました・・・きっといつもなら交流の内容などについてお話していたかもしれませんが、今回は違います。訪問してくださったこと、そのものこそがとても貴重なことであったというお話をしたいと思います。

海外から日本に訪問する学校は珍しくありませんでしたが、皆さんもご存知の通り、今年は大震災があったために海外から来日する団体がめっきり減ってしまいました。東京都でも、今年度になって来都する学校が激減し、今回本校にお見えになったオーストラリアのEmmaus Christian Collegeは今年度初めて東京に来日した学校だそうです。ということは、本校が震災後の都内で初めての訪問受入れ校になったとも言えます。なんと有難く、嬉しいことでしょう!Emmausさんとは初めての交流でしたが、このご縁がずっとこれからも続いていくといいなと思います。そして、生徒たちがこれからも多くの海外の方々とのふれ合いができることを願っています。

  国際交流は震災の影響で色々なものが厳しい状況下にあります。また、世界では多くの災害が発生していますが、一日でも早く国際交流が正常となり、より発展的な国際交流ができますよう祈念してやみません。

 国際人をめざすHより