2011年12月アーカイブ

「先生!お陰様で合格しました!」

先日行われた実力テストで6年生(高校3年生)の試験監督に行った時、答案を回収し、挨拶をし終えた後に、生徒がかけてきた言葉です。
あまりに突然だったので、驚きつつ、
「おめでとう!本当によかったね!」
と私。
「いろいろお世話になりました」
と彼女。
実は私、彼女の授業を今年は担当していないので、「お世話していないけれど……。」と思いつつ、わざわざ報告してくれたことを嬉しく思っていました。

推薦入試で大学に合格した彼女ですが、私に思い当たる節を考えてみると、昨年、5年生の時に担当した古典の授業です。
推薦入試を視野に入れていたので、学校内の成績を気にしていた彼女。
「先生。○○大学を受けたいと思うんですけれど、前回の試験はあまり結果がよくなかったんです。成績がこれぐらいないと受けられないんです。これぐらいとるにはどれくらいやればいいでしょうか。」
成績のことですから、彼女の定期試験の結果を見てみないことには何とも言えません。
しかし、前回の結果が芳しくないと自覚しており、なんとかせねばという気持ちがひしひしと伝わってきたので、こんなことを言いました。
「前回の試験は、○○点ぐらいだったよね。採点して感じたことは、単語の意味、文法などの基本的なところを徹底していなかった点。だから曖昧な解答が多かったかな。」
「そうなんです。すみません。」
「謝ることはないんだけれど、それが自分でよく分かっているんなら、あとはやるだけ。」
「わかりました!がんばります!」 

私にとっては、日々多くの生徒達と接している中での、ほんの一コマなのですが、彼女にとっては、彼女の進路を左右した大きな要素の一つであったのでしょう。
私たち教員は、何十人もの生徒達と毎日関わっていますが、日々の何気ないやりとりが生徒一人ひとりにとっては本当に大切なこととなっているのだなと改めて感じました。
同時に、私たちが生徒に言葉を発する時、一人ひとりに合った言葉を吟味していかなくてはならないのだなとも感じました。

そんなことを思っていたつい先日、今度は5年生(高校2年生)がやってきました。
「先生!どうしよう!選択科目が決まんない!」
あまり丁寧ではなく、一見何も考えていなさそうな言葉ですが、本当に考えて悩んでいるからこそ、こんな言葉が出てくるのです。
彼女とは1年生の頃からの付き合いですが、いつも明るく元気で、何かについてものすごく悩んでいる姿を私は見たことがありませんでした。
しかし、5年生のこの時期、受験を考え、来年度の選択科目を絞り込み、決めていかなくてはならないので悩んでいるのです。
「どうしてその大学がいいの?」
「どうしてそれがやりたいの?」
「入試方法はどうするの?」
と質問していると、
「先生、ちょっと待っててください」
と言ってA4の紙を一枚持ってきました。
見てみると、何と、彼女が志望するいくつかの大学について、入試の種類、試験の内容の詳細などがまとめられていたのです。
「すごい!ちゃんと調べているんじゃない!」
と私は言い、一緒に受験科目の一覧表に目を通しました。
彼女の挙げていた大学の受験科目には、若干の違いがありました。
さらにいろいろ聞いていくと、彼女は、将来の職業を視野に入れた選択肢、好きな科目を学ぶという選択肢の二つを持っていることがわかりました。 

もうお分かりですね。
実は、私のアドバイスは必要ないのです。
もう彼女の中に答えはあるのです。
しかし、中学受験以来、約5年ぶりで進路を決定していかなくてはならない彼女は、「本当にこれでいいんだろうか」という点で悩んでいるのです。
いい悩み方です。
昨日も私を訪ね、「また明日来ます!」と言って帰っていった彼女。
あと何回か私と話をいていくうちに、「これでいいんだ」と自分で納得ができるはずです。
今日もそろそろやってくる時間です。
さて、どんな話になるのか楽しみです。 

国語科のC.Tでした。

2学期末の実力テストも最終日を迎え、生徒たちもほっと一息つける今週末となりそうです。来週はテストの返却があり、また一喜一憂することになるのでしょう。
 さて、試験直後に勉強の話をすると生徒たちには嫌がられること必至ですが、テスト後の今こそ勉強を続けることをオススメしたいのです。

 テストの前はだれもが血眼になって勉強しているものです。したがって、だれもが勉強しているとは限らない試験後の時期に、勉強が続けられるか否かで大きな差が出てくると考えられます。この時期は、授業準備や復習に追われることのない時期だからこそ、試験前のガツガツ覚える勉強ではなく、じっくり理解しながら、自分のペースで進めていくことができます。
 授業で理解が不足していたところをもう一度取り組むのもよいでしょうし、ワークブックや各テストの問題を解き直してみるのもよいでしょう。授業内容がある程度理解できている人は、さらに高みを目指して、さまざまな応用問題にチャレンジしてほしいと思います。資格試験の対策に集中的に取り組むのもよいですね。基礎力に不安の残る教科については、基礎固めのために少し前の教科書にもどって勉強し直すというのも有効です。
 授業のない時期だからこそ、できる勉強。それぞれの生徒が各自この時期に頑張るテーマを持って努力を継続してほしいと思い、教室でも話をしていきたいと考えています。

N

12月に入り、街はすっかりクリスマス一色です。

小野学園も先日から、プロムナードの植え込みにポインセチアや雪だるまが飾られたり、らせん階段にイルミネーションのクリスマスツリーが現れたりと、すっかり華やかになってきました。

うい-1

うい-2

でも生徒にとっては実力テスト直前の忙しい時期。

先日のサイエンスオープンキャンパス代休明けに図書室を訪れた4年生に「昨日はよく休めた?」と声をかけたら、「昨日は一日テスト勉強してましたよ〜」という答えが返ってきました。

さすが高校生。私が授業を担当している1年生はどうだろう・・・ちゃんとテスト勉強モードに切り替えられているのか、クリスマスの誘惑に負けていないだろうかと心配していたところ、本を借りにやってきた1年生がこんなことを言い出しました。

「先生、今回の読解(国語)のテスト、がんばりますからね」

続いて隣りにいたもう一人も。

「私もがんばります!」

ちゃんと勉強モードになってたんだ・・・と安心したのと同時に、二学期間、何回かのテストやさまざまな行事を経験してきて、1年生もしっかり切り替えができるようになっていたんだなと思いました。

来週の今頃には読解(国語)のテストも終了しています。

クリスマスプレゼントならぬ、生徒たちの頑張りを楽しみに、来週のテストの結果を待ちたいと思います。

図書室U