2013年10月アーカイブ

毎年、この時期になると、全国学校図書館協議会から「子どもの読書と学校図書館の現状」が発表されます。一番気になるのは、「5月1か月に読んだ本」と題して、小学4年生から高校3年生までが読んだ本が挙げられたページです。

人気があるのは『謎解きはディナーのあとで』『図書館戦争』『神様のカルテ』のような映像化されたもの、『星の王子さま』、『不思議の国のアリス』、シャーロック・ホームズシリーズなど。ふだん、小野学園の図書室でも生徒がよく借りて行く本ばかりです。子どもたちが好きな本はやっぱり一緒なんだなと思います。

ところが、小野学園の図書室の貸出冊数の統計(2012年度)を出してみると、たくさん借りられる本はちょっと違っていることが分かりました。

 

1位 12回 『おばあちゃんが、ぼけた』

1位 12回 『14歳からの日本語の基礎。』

2位 11回 『老人介護 じいさん・ばあさんの愛し方』

2位 11回 『大人問題』

3位 10回 『樹木ハカセになろう』

3位 10回 『白菜のなぞ』

3位 10回 『きみが選んだ死刑のスイッチ』

3位 10回 『希望 僕が被災地で考えたこと』

 

 これは、みんな国語科の推薦図書。一年に三冊、推薦図書から本を読み、読書ノートに記録します。もともと、好きな本を読んで書いていたものでしたが、小説はたくさん読んでいることがわかってきたので、さまざまなジャンルの本を読んでほしい、ということから始めた取り組みでした。

 宿題なんだから貸出回数が多くなるのは当たり前、ではあるのですが、宿題をきっかけにこれらの本を読んだ生徒が「こういう本、他にないですか?」と再び図書室にやってきたりします。

 映像化された本・有名な本と、教員のおすすめの本。相違点を考えてみるとその本を紹介したのが誰かということ。大事なのは誰かがきっかけを作ってあげることなのかなと思いました。読書の秋に向け、たくさんのきっかけを提供する図書室づくりをしていきたいと思います。  

図書室U

社会科のOです。ようやく念願かなって富士山が世界文化遺産に登録されました。
 私も富士山が大好きなので、とても喜んでいます。私の場合、登るのでなく、美しい姿を鑑賞することが好きなのですが、小野学園からも湿度の低い晴れた日には富士山がよく見えます。

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上の写真は今年の1月に美術室で撮影した写真です。月曜の夕方に行っている中学生のサイエンス・ラボラトリーの撮影中、夕焼けをバックにした富士が美しかったので、化学生物室の隣の美術室で撮影しました。美術室は5階にあり、西側に窓があるので絶好のスポットです。新幹線が富士山の手前を通過する瞬間をねらいました。

 また小野学園の通学圏内にある、富士山にまつわる場所をご紹介します。東急の多摩川駅のそばにある大田区の浅間神社です。

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浅間神社は言わずと知れた富士山を祭る神社ですが、こちらには以下のような石碑が残っています。

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富士講最高の記念碑です。書いた人物は勝海舟です。「講」とは宗教の信者の集団のことです(宗教性のない、趣味の集まり(同好会的なサークル)は「連」といいます)。戦国時代、一向宗の講がむすびついて一向一揆を形成し、多くの大名を苦しめましたが、江戸時代の富士講は、富士山を信仰し、富士登山をともにおこなうサークルのようなものと言えるでしょう。当時の庶民はこうした宗教的な理由がないと、旅行をすることはなかなか許されませんでした。
 この浅間神社ですが、以下のように、西の果てを見渡すことができます。

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私が訪れたのは昨年の6月で、富士山は見えませんでしたが、今度は冬に行ってみようと思います。近くには「多摩川台古墳群」という遺跡もあり、博物館もありますので、皆様も足を運んでみてください。