「夏休み明けに思う」――生徒諸君への檄とエール

その1.

期日までに、宿題「ブック・レポート」を提出できなかった人がいましたが、これは高校生としては言語道断です。自分を成長させるには辛くともこなさなければならないことがあるのだということをもう一度噛みしめてください。併せて責任感の問題であるとも思います。何かを主張するのならば、たとえば高校生であると言うのならば、それに伴う責任を果たすことは社会契約上必須のことです。これは、能力や実力の問題ではなく、意欲と責任の問題であるだけではなく、自尊心〔プライド・矜持〕の問題でもあると思います。

 

その2.

課題「総合問題冊子...任意」を提出した人は少数でした。まったく残念であるとともに、皆さんの意欲あるいはプライドの低さ、向上心の欠如を痛感せざるを得ない出来事であります。尤も、任意の恐ろしさ、素晴らしさを皆さんに理解してもらえなかった私の至らなさもあることを反省しております。人間は他の動物とは違って(本当にそうなのかについての正確なところは私にはわかりえないところもありますが)、自らの能動的な意思によって行動の取捨を選択することができる、つまり自己の意思を出発点として、物事に取り組み、何事かを成し遂げようとすることができる素晴らしい存在なのだと思っています。家畜のごとき強制や、点数という目先の餌によってしか行動を起こせない人であってはいけないのだと強く信じています。私たちは「学ぶことによって成長する存在」です。その信念を揺らがせてはなりません。そうでなければ、皆さんが成長して有為な社会の一員として活躍し、そのことによって自己実現を図る〔生き甲斐を持って生きる〕ことは能(あた)わないでありましょう。「たかが学校の課題」、されど「学校の課題」の持つ大きな力や可能性の萌芽を大切にしてほしいと切に願っております。

 

その3.

夏休みの有効利用の一つとして、英単語集の学習を進めるようにお願いをし、9月最初の授業時に確認試験を行いました。こちらも結果は思わしくありませんでした。何かを記憶する作業というのはなかなか辛いものですし、また記憶することに対する適性や対応力には大きな個人差も存在すると思います。しかしながら、皆さんの年代〔中高生〕の頭は柔軟性に富み、適応力も高い時期ですから、この時期に集中的に何かに取り組むことは、頭を鍛える良い機会であると同時に、大きな成果を得るためにも必須の訓練の一つであると考えています。芸術でもスポーツでもそうであるように、物事には時期〔適宜〕というものがありますから、皆さんには是非とも、この時期の鍛錬に挑戦していただきたいと思います。幸い、前期末試験後は正課授業がありませんので、この期間を使って英単語の集中的記憶に取り組んでいただくことにします!具体的な方法や試験日程については、期末試験終了後に発表します。君たちの熱い挑戦を期待します。

September 4, 2014 (K.Tanaka)