2014年10月アーカイブ

 志ら梅祭が終わり、高校3年生はいよいよ受験へ向けて追い込みの時期に入りました。毎年、高3の授業と大学受験講習を担当していて感じるのは、最後の数ヶ月、心身を健康に保ちつつ自分を追い込むことの難しさです。風邪やインフルエンザの流行りやすい時期に、初めて挑戦する大学受験、なかなか成績が上がらなかったり合格できるのか不安だったりする中で自分を追い込むことは、経験した者にしかわからない難しさがあると思います。(以下、高3生へのメッセージです)必要な知識はもう教わっているはずですので、あとは、どのタイミングでどの知識・法則を使えばよいのかを粘り強く考えて解くことを繰り返して下さい。それが問題に慣れるということです。限られた時間の中で最高の準備をして下さい。

 

一方で、今年は高校1年生の担任もさせてもらっています。高校1・2年生の場合、まだ進路なんて・・・という生徒も多いと思いますが、ある生徒が面談のときに「私の評定は何点ですか?」と質問してきました。私は素晴らしいなと感心しました。オープンキャンパスで大学の先生から推薦入試で進学するために必要なことを教えてもらったとのことでしたが、このような情報を集めておいて困ることはありません。高校3年生だけが「受験生」ではなく、高校1・2年生も「受験生」なのです。興味のあることを探す、部活動を一生懸命に頑張る、次の定期考査・模試・漢字テストに向けた勉強に取り組むなど・・・小さなことでも構いませんので、将来の進路へ向けて良い準備をしてほしいなと思います。

 私は保健室で関わった子どもの後ろ姿を、ほぼ毎日のように見送っています。見送る理由を意識するときもしないときもあります。余裕がないときは見送る回数が減り、それと連動するかのごとく、子どもと深く関わる精神的な余裕もなくなるように感じ反省しています。

 後ろ姿といえども、多くの情報を得られる場面であると私は思います。子どもによっては、保健室での様子と全く異なる歩き方・歩調・友人関係が目に入ることがあり、後ろ姿は子どものより深い?広い?理解には欠かせない情報の一つではないでしょうか。

 捻挫で強く痛みを訴えていたのに後ろ姿は小走りで、症状がさほど重くないことを確認できたり、付き添いの子ども達と手をつないで仲良く教室に帰る姿に心が温かくなったりするときがあります。また、精神的に悩んでいる子どもには振り返らない背中に向かって「無理しなくていいんだよ」「つらければ、いつでもおいで」と心の中で声をかけることもあります。

 こう考えると、子どもを見送ることは奥が深いですね。意識して見送ることで観察の仕方や得られる情報は異なります。

 明日からも、子どもとのよりよい関わりを模索しながら、意識して見送りたいと思います。

 子どもに元気をもらいつつ、元気を送れる保健室であるために...

 

         保健室 H

 金木犀の甘い香りもいつの間にか消え去り、公園の樹々や街路樹も確実に次の季節への準備を整えつつあるように感じられる頃となりました。

先日、台風の来週にもめげず、みなさんの英知と体力を結集した学園祭「志ら梅祭」が行われ、その成果を多くの人に見ていただきました。まずまずの出来栄えであったという満足感と同時に、もう少し工夫や頑張りの余地があったなあという思いも残っているかもしれません。しかし、その悔恨の思いは、これからの学校生活や、来たるべき新たな学園祭の準備において、十分な吟味と計画への大きな動機づけとなることでしょう。

 さて、いよいよ実りの秋、四季を通じて最も過ごしやすく、何をするにも快適な季節となりました。この時期にこそ、自分の将来を展望し、志を育てることが大切です。しかしながら、その将来展望や志を打ち立てるには、足元を固める必要があります。それは「基礎・基本」という実力であります。そして基礎・基本の力を身につけるためには、一定の負荷の中で時間を使って、努力を継続できることが不可欠です。中高生の秋というのは、このような努力を計画的に進めるために最適な時期であろうと思います。将来、自分がどのような職業に就き、どのような人生を歩むことになろうとも、今現在の自分自身の思いをさまざまに巡らせて、その可能性の翼を羽ばたかせることができる時間帯であるからです。そして、その可能性の翼をより大きく広げるためには、努力に裏打ちされた「実力」こそがあなたの武器になります。「自分の得意を伸ばす。将来を見据えた資格を手に入れる。明日の為に今日に投資する...。」これらの行為すべてが、あなたを成長させるだけでなく、自分が望んでいるものを具体化させ、その実現のための力となるのです。ぜひとも、頭を使い、こころを虚しくして、今なすべきことを鋭く見つめてください。そして、その思いが具体的な努力となってあなたのこれからの日々を支えてくれるように力強い一歩を踏み出してください。

 授業、補習・講習、部活動、宿題・課題、行事等すべてが、あなたを鍛え、励まし、成長と実力を約束する鍵であり、かけがえのない秘訣です。どうか、怯むことなく、結果にこだわって脅えることなく、ひたすらに前を向いてその歩みを進めてください。若さと直向きなエネルギーこそ、皆さんに与えられている武器であり、特権でもあります。ともに歩みましょう!みなさんの熱い思いが詰まったこれからの学校生活に期待しています。

英語科 K. Tanaka

 

10月4日(土)、5日(日)に平成26年度志ら梅祭が開催されました。今年のテーマは都道府県で、大和旅~日本を()って世界に発信しよう~でした。私は勤務1年目で、まだまだわからないことだらけでしたが、生徒会担当となり、夏休み前から生徒とともに準備に取り組んできました。開催される前までは自ら担当した部署を含め、生徒がきちんとできるかどうか不安になった部分もありました。しかし、いざ開催されると生徒はいきいきとした表情でチラシを配ったり、食品を販売していました。私も生徒に「ファッションショーやるので見に来てください。」や「吹奏楽部の演奏聴いていってください」などと声をかけられました。特に最後の後夜祭では、クラス対抗のゲームもあってか、クラス勝利のために生徒全員が夢中で取り組み、楽しんでいました。企画を考えてくれた生徒会の人たちに感謝しています。

この2日間で生徒は普段できないことを経験したのではないかと思います。例えば、今回の生徒会はばくだん焼きを販売しました。2日目は雨によって校内で販売することになり、作っている場所から販売する場所まで商品を移動しなければなりませんでした。そのため、1日目とは販売方法が異なりました。そういった状況にも生徒は臨機応変に対応し、移動の係を作ったり、整理して並ばせたりして、限られた人数の中でどうやったら効率よく回せるかを考える良い機会になりました。こういった経験は社会に出たときに役立つのではないかと思います。

志ら梅祭ではPTAや同窓会、後援会からの協力もあって、充実した文化祭になっていると感じました。私も生徒や周りの教職員、保護者から支えられて、職務に全うできていると改めて実感しました。課題は山積みですが、日々精進していきたいと思います。

 

社会科E

10月7日(火)、日本中を嬉しいニュースが走った。

赤崎勇、天野浩、中村修二の3氏がノーベル物理学賞を受賞したことだ。

実用的な青色発光ダイオードの開発によるものだ。

一市民が評することなど出来るわけではないが、ニュースを聞いて表題の言葉が自然と出てきた。

ここ最近の自身の不勉強さや不真面目さを振り返らされる日でもあった。

そんな折、師そして教え子達に会う機会があった。

 

師は相変わらずの豪放磊落さで、「お前は相変わらず○○だなあ!」と笑いながら機嫌よく言葉を並べる。

「お前も勉強不足だが、儂はもっと勉強してないぞ!」

そういわれながら、未だ教わることばかりの連続だ。

それでも、不格好ながら師の域に至れただろうか、という内容を話せると、黙って耳を傾けてくれる。

自分の心の襞に温かい眼差しを送ってくれる。

 

教え子たちは少し、ほんの少しだけ変わった。

「私は、今こんなことをやっているんです。」「この間はこれに取り組んでみたんです。」など様々だ。

学生時代はあんなこともあった、こんなときもあった、など想い出話に花が咲く。

こんなに饒舌だったかな、と思うくらいの勢いで過去・現在・未来に向けて言葉が溢れてくる。

 

深海魚が思いもかけず鯨や色とりどりの熱帯魚に会えた。

連綿と続く教育に身を置いている自分にとっては、このような機会も学海なのかも知れない。

暗い海ばかり見ている自分にとって、ダイオードのように青い海に上がって来られた、そんな時間だった。

 私は大のテレビ好きです。小学生の時にあまり見せてもらえなかった反動か、一人暮らしをはじめてから現在まで帰宅後から寝るまでつけっぱなし。ひどいときは消し忘れて1日中ついていることもありました。

しかし子どもが大きくなり、学校や塾へ通うようになってから、子どもたちの家庭学習の時間が増えてきました。テレビがついていると勉強が捗らなくなるのでスイッチを切るのですが、日常的にテレビがついている環境で育ってきているので、私も妻もいないときはテレビの誘惑に負けてしまい、録画した番組を見ながら勉強をしたり、始める時間になっても違う番組を見てしまい、思ったように捗らず悩んでいました。このままでは何も変わらないと思い、先月から「B-CASカード」を抜き、更に10年間一度も抜いたことのないコンセントも抜いて環境を変えることにしました。

もちろん子どもたちからは大ブーイングでしたが、それを受け止め、説得するより、私自身の習慣も変えられるか不安でした。しかし意外にも得るものが多いことに気づき、続ける決心ができるとともに今までの悪習を反省しました。

一番変化のあったことは家族間の会話です。学校や習い事の話が増え、忘れ物も減りました。勉強も捗りはじめ、睡眠時間も確保できるため朝もすっきり起きられることが多くなりました。数年前に同僚がテレビを見ないようにしたと聞いていましたが、もっと早く実行していれば・・・と思った今日この頃です。