2016年1月アーカイブ

・ユリア樹脂の合成

プラスチックであるユリア樹脂を合成し、高分子について学びました。尿素にホルムアルデヒドと塩酸を加えると完成です。

1.jpg 2.jpg

・デンプンの消化

私たち人間の生活に欠かせないデンプンを酵素を使って分解し、2分おきに様子を観察しました。試験管には、デンプン、消化酵素とともにフェーリング液を入れることで、酸化銅を生成させ、分解産物の生成量がわかります。

3.jpg 4.png

・エステルの検出

ストロベリー・レモン・バナナ・オレンジ・メロンの香料のなかでエステルを検出する実験を行いました。

柑橘系(レモン・オレンジ)のにおいにはエステルが入っていないことが実験からわかります。

5.jpg 7.png

その他にも可視光線の観察、ブラウン運動の観察や、黄銅の作製、金属の酸化還元反応、染料の合成、タンパク質の検出、油脂の酸化反応、セッケンの合成、紫外線の実験などをやりました。

理科K

年末年始、学校で飼育しているフクロモモンガ2匹と年越しをしました。昨年までは共に学校で飼育しているウサギ1匹との年末年始でしたが、フクロモモンガは今回が初めてです。

飼育しているフクロモモンガは双子のメスです。1匹は、行動力・好奇心が旺盛でよく動く「なっつ」。もう1匹は慎重派・控えめな「くるみ」。もともと動物好きの家庭で飼育されていた親から生まれたため、生まれたときから人の手で育てられ、人間に対しての警戒心はありませんが、2匹の性格は全く正反対のような行動をしています。

夜行性のため、活発に動く時間帯は夜遅く、今回は学校では見られない行動を目にすることになりました。

1つ目は、えさを食べる速さと量です。

「なっつ」は、ピンセットからミールワームを手でつかんで食べ始め、終わるとすぐに次を要求しますが、「くるみ」は、自分の目の前にミールワームが出されるまで、じーと待っており、食べ終わってもなかなか探そうとせずに、のんびりと次が来るのを待っています。「くるみ」が1匹を食べている間、「なっつ」は3匹を平らげ、食べる速さも量も全然違いました。さらに、いろんなところにえさを探しに行き、先に食べ始めるのも「なっつ」です。

2つ目は、動き・威嚇などについてです。

フクロモモンガは皮膜を広げて樹木の上の方から滑空したり、下から上に駆け登ったりものします。夜になると小屋の中を飛んだり跳ねたり、にぎやかでした。一番驚いたのは、夜11時頃に、小型犬が飼い主を呼ぶような声で「ワンワン」と鳴きはじめたときです。何があったのかとビックリしましたが、当の本人たちは何食わぬ顔で過ごしていました。

積極的に動いたり、鳴くときはだいたい「なっつ」の顔が見られ、「くるみ」は袋のなかでじーとしていました。

3つ目は、顔や体の大きさです。両方が顔を出したとき、やや小さい方が「くるみ」、ちょっと大きめで目がくりくりしている方が「なっつ」です。

自然界では、えさをとることができなければ生きていけません。そのため、積極的に行動することは大事ですが、その分危険にも遭いやすく犠牲になることもあります。危険回避のために周りを見て待機し、安全を確認してから動き始めることも生き延びるためには大事です。この双子と過ごしながら、行動派・慎重派という人間にも当てはまる性格を改めて考えることとなりました。どちらの性格かは個体によりそれぞれですが、お互いの性格を認めることや役割分担・協力していくことが、フクロモモンガだけでなく、人間関係においてもお互いを活かしていけるのではないかと感じた冬休みでした。

IMG_3442.JPGのサムネイル画像

理科 O

私は手の小指が極端に短いです。どのぐらい短いかというと、薬指の第二関節ぐらいまでしかありません。お陰で3歳から習っていたピアノは上手く弾けないし、リコーダーのドの音が上手に吹けないし、手袋をしても小指のところだけ空っぽになってしまうし、いいことはありませんでした。

そんな私の小指を、娘が握って眠るようになりました。まだしゃべれないような頃からずっと、眠たくなるとおしゃぶりと赤ちゃん指をほしがりました。夜中に目を覚まして泣き出しても、小指を握らせると再び眠りに落ちてくれました。娘がしゃべれるようになってから理由を尋ねると、「ぶよぶよしてて、気持ちいいから。」だそうで、長さが短い分、小さな手にフィットして握りやすそうでした。私の短い小指を握るにはもう大きくなってしまった7歳の手で、今でも、眠くなったり不安になると小指を触りにきます。今では私も「短くてぶよぶよした小指」がなんとなく好きになりました。

小指のことを考えると、「ひび割れ壺」という話を思い出します。次の様な話です。

ひび割れ壺は、自分が完璧な壺ではなく、水をこぼしてしまう壺であることを恥じています。しかし、ひび割れ壺で水をくんで歩いている水くみ人足が、水がこぼれる場所に花の種をまきました。そして水くみ人足はひび割れ壺にこう言います。「きみにひびが入っているおかげで毎日水をまくことができる。だからきれいな花が咲くんだよ。」

小指が短いことや、壺にひびが入っていることは直りません。しかし、それを好きにさせてくれた娘や水くみ人足に出会えた私やひび割れ壺は幸せです。

だれもが、水くみ人足に出会えますように。また、私達がだれかの水くみ人足になれますように。

E.S.

 「鶏口牛後」という言葉をご存知でしょうか。大きな集団や組織の末端にいるより、小さくてもよいからリーダーとなって尊敬される方がよいという意味の故事成語です。人生には、無理をしてでも高いところに身を置くのか、現状維持もしくは少しレベルを下げて自分が十分に活躍できると考えられる場所にするかの選択に迷う機会があると思います。そのとき、鶏口牛後の考えを用いるとするならば活躍できそうな場所を選べということになるでしょう。しかし、本当にその選択が必ず正しいといえるのでしょうか。

私にもそのような選択の機会があり、私は高いところに入りました。そこで、これまでそれなりにできると思っていた自信が完全に崩壊しました。十分に努力していると思っていた日々の積み重ねは、標準もしくはそれ以下で、才能ある人間がより高い場所を目指していろいろなことに取り組んでいました。その中で私も今まで以上に頑張りましたが最後までその集団の中で上に行くことはできませんでした。もしかしてあのとき違う選択をしていたらその場所で大いに活躍できていたかも知れません。でも逆に現状に満足して努力を怠りダメになっていたかも知れません。可能性を考えればきりがないですが、少なくとも高いレベルで自分を鍛える経験ができたことに後悔はありません。

選択できるのは一つなので、大切なのはどちらを選ぶかではなく、選んだものの中でどのように行動するかなのではないでしょうか。高いところに身を置くことを選ぶのならば、周りに圧倒されどうせ自分は頑張っても上に行くことはできないと考えるのではなく、身近に目標があることを幸いにそれを追い越せるように努力を重ねると良いでしょう。また、自分が十分に活躍できる場所を選ぶのならば、上位にいることに満足することなく周りに尊敬され目標とされる存在になるため日々鍛錬しなければいけないでしょう。

数学科S