それぞれの性格

年末年始、学校で飼育しているフクロモモンガ2匹と年越しをしました。昨年までは共に学校で飼育しているウサギ1匹との年末年始でしたが、フクロモモンガは今回が初めてです。

飼育しているフクロモモンガは双子のメスです。1匹は、行動力・好奇心が旺盛でよく動く「なっつ」。もう1匹は慎重派・控えめな「くるみ」。もともと動物好きの家庭で飼育されていた親から生まれたため、生まれたときから人の手で育てられ、人間に対しての警戒心はありませんが、2匹の性格は全く正反対のような行動をしています。

夜行性のため、活発に動く時間帯は夜遅く、今回は学校では見られない行動を目にすることになりました。

1つ目は、えさを食べる速さと量です。

「なっつ」は、ピンセットからミールワームを手でつかんで食べ始め、終わるとすぐに次を要求しますが、「くるみ」は、自分の目の前にミールワームが出されるまで、じーと待っており、食べ終わってもなかなか探そうとせずに、のんびりと次が来るのを待っています。「くるみ」が1匹を食べている間、「なっつ」は3匹を平らげ、食べる速さも量も全然違いました。さらに、いろんなところにえさを探しに行き、先に食べ始めるのも「なっつ」です。

2つ目は、動き・威嚇などについてです。

フクロモモンガは皮膜を広げて樹木の上の方から滑空したり、下から上に駆け登ったりものします。夜になると小屋の中を飛んだり跳ねたり、にぎやかでした。一番驚いたのは、夜11時頃に、小型犬が飼い主を呼ぶような声で「ワンワン」と鳴きはじめたときです。何があったのかとビックリしましたが、当の本人たちは何食わぬ顔で過ごしていました。

積極的に動いたり、鳴くときはだいたい「なっつ」の顔が見られ、「くるみ」は袋のなかでじーとしていました。

3つ目は、顔や体の大きさです。両方が顔を出したとき、やや小さい方が「くるみ」、ちょっと大きめで目がくりくりしている方が「なっつ」です。

自然界では、えさをとることができなければ生きていけません。そのため、積極的に行動することは大事ですが、その分危険にも遭いやすく犠牲になることもあります。危険回避のために周りを見て待機し、安全を確認してから動き始めることも生き延びるためには大事です。この双子と過ごしながら、行動派・慎重派という人間にも当てはまる性格を改めて考えることとなりました。どちらの性格かは個体によりそれぞれですが、お互いの性格を認めることや役割分担・協力していくことが、フクロモモンガだけでなく、人間関係においてもお互いを活かしていけるのではないかと感じた冬休みでした。

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理科 O