2016年2月アーカイブ

先日、6年生(高校3年生)による大学合格体験講演会が実施されました。受験勉強を乗り越え合格を手にした8名が集まり、合格の秘訣を話し下級生を激励しました。下級生たちも刺激を受け、受験生としての意識を高めたようです。

6年生もあとわずかで卒業です。高校を卒業すると、これまでとは違う世界が待っています。今までは、学校という「大人から囲まれ守られた社会」にいました。しかしこれからは、自律性が求められる、より開かれた社会に出ていきます。その時には、学校では経験できなかったようなことにも直面していくことでしょう。そして、それを通して卒業生はもっと大きく成長していくことでしょう。教員としては、卒業生たちのそういった成長を全て知る術はありません。だからこそ卒業シーズンになると、私は映画『リトルダンサー』(Billy Elliot, 2000) の次の台詞を思い出します。

"This is when you go out and find life and all those other things. The best of luck, Billy."

「世の中のいろんなことを見に旅立つ時ね。がんばってね、ビリー。」

 これは、田舎町のバレエのWilkinson先生が、主人公の少年Billyに放った台詞です。Billyは名門バレエ校に合格し旅立ちます。田舎町が全てであるWilkinson先生にとっては、Billyがまぶしく感じられたことでしょう。少年はこれから広い世界に旅立ち、想像しえないような経験を通して自分をはるかに超えていくのですから。生徒が離れていく時、教員は少し寂しく感じると同時に、生徒が成長し自分を超えていく喜びも感じるものです。この台詞には、そのような教員としての複雑な気持ちがにじみ出ているように感じます。

 卒業は1つのスタートです。旅立つ卒業生は、好奇心をもって新しい世界に飛び出し、様々な事にチャレンジしてほしいと思います。The best of luck, Ono Gakuen graduates!

(英語科 小林)