子どもの後ろ姿に...

 私は保健室で関わった子どもの後ろ姿を、ほぼ毎日のように見送っています。見送る理由を意識するときもしないときもあります。余裕がないときは見送る回数が減り、それと連動するかのごとく、子どもと深く関わる精神的な余裕もなくなるように感じ反省しています。

 後ろ姿といえども、多くの情報を得られる場面であると私は思います。子どもによっては、保健室での様子と全く異なる歩き方・歩調・友人関係が目に入ることがあり、後ろ姿は子どものより深い?広い?理解には欠かせない情報の一つではないでしょうか。

 捻挫で強く痛みを訴えていたのに後ろ姿は小走りで、症状がさほど重くないことを確認できたり、付き添いの子ども達と手をつないで仲良く教室に帰る姿に心が温かくなったりするときがあります。また、精神的に悩んでいる子どもには振り返らない背中に向かって「無理しなくていいんだよ」「つらければ、いつでもおいで」と心の中で声をかけることもあります。

 こう考えると、子どもを見送ることは奥が深いですね。意識して見送ることで観察の仕方や得られる情報は異なります。

 明日からも、子どもとのよりよい関わりを模索しながら、意識して見送りたいと思います。

 子どもに元気をもらいつつ、元気を届けられる保健室であるために...

         保健室 H