進路説明会の後に

 高校生は子どもなのか、大人なのか。「もう高校生(大人)だから」という表現は、学校、ご家庭で一度くらいは聞いたのではないでしょうか。一方で、「まだ高校生(子ども)だから」という声も、どこかにちらつきます。その時々で、生徒も、周りで成長を見守る大人も、子どもに見たり見てほしかったり、またその逆であったりしているかも知れません。
 
 高校生活が社会に出る準備期間だとすると、進路的な見方をすれば高校1年生はまだ"子ども"と言えるでしょう。これから出ていく社会のこととそこで活かしていく自分の力を、まだ知らない、あるいは気づいていない部分が多いからです。しかしそれは同時に、たくさんの可能性があることでもあります。社会において自分がどの分野で活躍でき、そのために現時点では何が足りていないのか。悩みながらも進路決定をしていき、卒業を迎える時に"大人"として巣立っていくように思います。

 高校生活の1年目は、今までや中学とは違う迷いや葛藤もあるでしょう。そして先々、また別の悩みを抱えるかも知れません。データを示し、助言をすることも大切ですが、そうした気持ちに寄り添える教員を目指したいと考えています。

 先日、高校1年生を対象に、進路説明会を実施いたしました。説明会の後、先生方と真剣に話している生徒の姿をたくさん見かけました。今後、個別面談の他、相談がある人もいるでしょう。その折は、先述の思いを忘れぬように接していきたいと思います。