2017年11月アーカイブ

昨日に引き続き、孵卵を続けていた卵の中をのぞいてみました。

DSCN4823.JPG

孵卵3日目の胚は、眼も形成されつつあり、心臓がしっかり動き、血球もできています。

動画①

動画②

体外に血管が発達してきていますが、何故、体外に血管が必要かわかりますか?

実物を見た感動から、疑問をもったり、考えたり、学んだり。

理科の授業で一番大切にしたいことです。

授業も残りわずかの高校3年生の選択生物での実習です。

ピンセットで慎重に殻を割り、

20171116_01

胚の部分だけを切り出して、

20171102_02

シャーレに移して、

DSCN4808.JPG

実体顕微鏡で観察しました。

DSCN4810.JPG

孵卵開始2日目の胚です。

脳や眼、心臓、背骨のもととなるものが形成されていることが観察できました。

高校3年生の実験への取り組みは真剣そのもの。

この慎重さと器用さ、粘り強さは、大学受験や進学後の学習においてもきっと役に立つはずです。

頑張れ、受験生!!

私が女の子だから、成長を祝福されません。私が女の子だから、子どもなのに労働をさせられ、遊ぶことも学ぶことも許されません。私が女の子だから、まだ12歳、13歳なのに望まない結婚をさせられ、望まない妊娠をさせられ、また暴力にもおびえなければなりません。私が女の子だから、発言権も何かを主張する権利もありません。(公益法人 インターナショナルジャパン ホームページより抜粋)大変痛ましく、腹立たしいことですが、これらは、ある特定の地域やコミュニティーでのみのことではないと私は思っています。むしろ、ほとんどの世界で起こっている、若しくは起こりうることです。

最近、いささか下火にはなりましたが、"女子"力という言葉が使われます。多くの人が何の抵抗もなく使っているこの言葉が私は大嫌いです。この場合の "女子"力というのは、例えば、料理ができる、相手にやさしい気遣いができる、"女性らしい" 態度、言動ができる...といったことでしょう。然し、これらは女性のみならず男性もできなければならないものである(殊更に "女子" であることを強調する必要性がない)、あるいは女性が男性より一歩下がった状態であることを是とする(控えめである女性がよしとされる)考え方が根底にあるものです。これらの考え方というのは、冒頭に述べたような事象を支える考え方の1つであると私は考えています。だから、私はこの言葉が大嫌いです。そもそも、"男子"力という言葉はありません。"男の中の男" は褒め言葉ですが、それと対になるはずの "女の中の女" という言葉は、極めて不思議なことに、存在しません。"雄々しい" は褒め言葉ですが、"女々しい" は逆です。言葉の上だけでも、ちょっと考えただけでも随分変なことがあるものですね。

"女性が活躍できる時代" と言いますが、まさかそれは "女性だけが" 家庭でも職場でも活躍しなければならないということではないでしょうね?若しそうでないならば、"男性も同様に活躍できる"とでも言っていただきたいものです。"女性だから" 両方の荷を負わなければならないのですか?きっと、多くの女性がそう感じている、若しくはこの感じ方に共感を覚えると思います。

あるテレビ番組では、町中で若い女性のみに料理をさせて失敗するのを笑いものにしています。若しそれが、私のようなおじさんにも同様のことをしているならば、それでも下品だとは思いますが、まだわかります。でも絶対そんなことはしないでしょう。何しろそんなことをしたらおじさんたちに怒られてしまいますから!若い女性(女の子と言っても良い年齢層の人)だから、こうしたことも笑って受け流さなくてはならないのでしょうか?料理は男性だってできなければいけないはずですが、女性というだけで料理ができないことを笑われなければならないのでしょうか?

このようなことは枚挙にいとまがないほどありますが、これらは遠い国のことではありません。私たちの周りのごく普通のありふれたことです。つまり、女性が不利になるような状況は十分過ぎるほど存在しているのです。

成人した女性ですらそうなのですから、"女の子" ならばもっとひどいことになっているでしょう。女子校の教員として、"女の子" だからなどという理由で女の子だけが理不尽な我慢を強いられるようなことがないよう、少しでも女の子が生きやすい世界であって欲しいと心から願います。また、その為に、無力ではありますが、少しでもプラスになるように努力したいと思います。

数学科 H.T

 先日、中学2年生の理科の授業でイカの解剖を行いました。軟体動物であるイカの構造や特徴を学び、それらを確かめるために、3人で1杯ずつ実験を行いました。

 外形の特徴・内臓や各部分・貝殻の痕跡・性別など・・・ほとんど確認できたところで、ある班から「先生、何か動いています!」と声があがりました。2日前にスーパーで購入したイカなので、イカ本体が動くことはありません。しかし、その物体は確かに動いていました。場所は、イカの腸内・・・そしてその正体は、寄生虫のアニサキスでした。イカ本体が亡くなっていても、元気に動いており、初めて見た生徒たちは「すごいね~」と感動していました。

 イカ(軟体動物)のからだのつくりや特徴を確かめるために行った実験でしたが、思わぬ発見にそちらの方に興味がいってしまったようです。食中毒の原因として注意されているアニサキス。今回使用した5杯のうち、見つかったのは1杯でした。

 実験を通して改めて、教わったことをただ確認するだけではなく、気になったところをさらに観察したり、考えたり、実物に触れることが大切だなと思いました。

                             

理科O