2018年2月アーカイブ

 先日、クラスのLHRが今年度最後となったため、今年一年の振り返りを作文として書いてもらいました。生徒の作文を読んでいると、たった一年でも成長したなと思える作文もあり、とても嬉しい気持ちになりました。

 自分の短所をしっかりと認識して変えなければいけないなと感じている人、今まで勉強に一生懸命になることができなかったけれど、もう言い訳などしないできちんと向き合おうと宣言してくれた人、高校生活を楽しく送れているのは周りの友達や家族、そして先生達のおかげだと書いてくれた人。他にも、頑張れ!と応援したくなる作文を書いてくれた人が沢山いました。

 この一年、担任の私にとっては自分の力が試されているなと思う一年でした。高校1年生は色々な地域の中学から集まるので、色々なトラブルが起こり、事あるごとに朝終礼やLHRなどで担任の私からクラスの生徒へ色々なメッセージを届けてきました。みんなには幸せになってもらいたい、それが故に応援されるような人になってもらいたい、こんな思いからあらゆる角度から皆の心に届け!と思いながら、夜な夜な色んなことを考えて話をしてきました。いつもまっすぐ私の方を見て真剣に話を聴いてくれる人がいて、本当に嬉しかったです。もちろん全員には伝わっているとは甚だ思っていませんが、教科担当の先生や他の先生方からクラスのことを褒めて頂く機会が増えたり、クラス全体の雰囲気が前よりも良くなってきたりと、少しずつクラスの生徒に私の気持ちが伝わってきたのかなと最近になって感じられるようになりました。

 本校では、例年、高校1年生から2年生のタイミングでクラス替えを行なっているので、今の高校1年生も来年のことが気になり、口にすることが多くなってきました。クラスの編成はどうなるのか、担任は誰になるのか、心配してもどうにもならないことですが、やはり心配で色々な話をしているようです。もしクラス替えがあったとするならば、なんとなくまとまりかけてきたが故に、私自身寂しい気持ちもありますが、また新たな環境で新たな人間関係を作り上げ、色々なことを学んでもらえればなと思います。それぞれのクラスで学んだ良い行いは、次のクラスでも続け、悪い行いは次のクラスへは持ち込まない。

「郷に入っては郷に従え」という諺がありますが、新しい環境でも前向きで楽しい学校生活を送ってもらえればと思います。あくまで、クラス替えがあったとするならばの仮定の話ですが・・・。こんなことを考えていると、来年が楽しみになってきました。

理科M

「どっちにいったらいいんだ」「ホテルのチェックインの時間は12時までだ。はやくいかなくちゃ......」

迷子になったのだ。

大人なので迷子はおかしいと思うが、とにかく今日泊まるホテルにたどり着けない。時間はもう夜の11時を過ぎている。タクシーを捕まえたいが、タクシーは手を挙げても止まらない。予約のタクシーだったり、高額のぼったくりタクシーだったりするのだ。おまけにここは上海、治安は良くなってきたといっても外国である。海外に行く時にはいつも、安全のために夕食までには行動を終えてホテルにはいるようにしているのだが、今回は飛行機の時間の都合で夜8時に飛行場に着くプランになってしまった。飛行場からは1時間程度なので、何とか10時までにはホテルに着く予定だったが......。うまくいかなかった。

通りがかりの二人連れに道を聞こうと思って、かねて用意のホテルの名前を書いたカードを見せる。中国は漢字文化の国なので話すより書いた方が、通じるのだ。ただ中国語会話はできないので、英語で「エクスキューズミー」と声をかけた。英語ができるわけではないが、日本語よりはましかなという判断だった。すると若い二人の口から出たのは私よりずっと流ちょうな英語。びっくりした。そしてすぐにスマホをだして検索してくれて道を教えてくれた。

その二人と分かれてから10分ぐらい指示されたように歩いたのだが、目印として教わった場所になかなか着かないので、再び若い二人連れに(先ほどとは別の)道を聞いた。今度は先ほどとは違い最初から英語できいてみた。すると先ほどと同じように流ちょうな英語で答えてくれた。確信した。中国の若い人は英語ができるのだ。

中国おそるべし。

二組目の中国人はとても親切で、タクシーを止めてくれ、行き先を伝え、正規の値段で行ってくれるよう値段交渉までしてくれた。タクシーはそれから20分後目的のホテル「海鴎ホテル」に無事到着した。チェックインの最終時間10分前だった。中国の人の親切が身にしみた。政治の世界では軋轢があることもある中国だが、人はとても優しい。若い人の英語力とともに中国を大いに見直した上海旅行であった。

閑話休題。海外旅行に出ると結構失敗する。「道に迷う」「ぼったくりにあう」などだ。その時は大変だし、二度と失敗したくないと思うのだが、こうして思い出してみると失敗したことは楽しい話題となって人に伝え、おもしろがってもらえるので、失敗することもわるくないなと思う。

「失敗は成功の母」ということわざがある。失敗を糧にして成功するということだが、失敗の効用はそれだけではない。私の旅の失敗のように笑い話になるということもある。だから、失敗を恐れてチャレンジせずにいるより、失敗を恐れずチャレンジすればいいのかなと思う。いい笑い話の種ができたと思って......。

 先日母校の大学で、お世話になった先生の最終講義に出席しました。今年度で退職なさるとのことで年末にこの連絡を受けたときは、もうそんなご年齢になられるのか...と時の流れの速さを感じずにはいられませんでした。

 講義当日、だいぶ久しぶりの「女子大生」気分でキャンパスへ出向き、現役の学生に混ざって講義室の隅に着席しました。

 その日の授業は、ゲストに日本人の翻訳家の方をまねき、先生とのトークセッションといった形で進められました。先生はアメリカご出身で、大学で学生の指導をする傍ら、日本人作家の作品の英訳をする翻訳のお仕事もされています。その作家の文体の特徴をいかすにはどのように表すか、言葉遊びや語呂合わせを訳するときはどうするか、文化的な背景を知らないと理解が難しいことをどう表現するかなど、翻訳にまつわる興味深い話をたくさん聞くことができました。ある外国人の翻訳家が「今川焼(日本人ならたいていの人が食べ物だと分かりますよね。)」を「器などの焼き物」として訳していたという話も言葉のおもしろさを感じる部分でした。

 講義の中ではたくさんの文学作品が紹介されたのですが、恥ずかしながら読んだことのないものばかり...。学ぶべきことは尽きないものだとつくづく思いました。

 聴講を終えたあとはその足で書店に立ち寄り、講義で話題となっていた小説を数冊購入。自分自身の授業にもつながるようにもっと多角的に勉強しなければという思いを新たにできた一日でした。

英語科N