あなたがやるしかない

 2011年3月11日、東日本大震災。震源は広大で、首都圏においても、電気、ガス等の各種インフラが破壊され、被害は甚大でした。
 その日、3月11日に大震災が起こると分かっていたら、備えもできたのに、と思う人も多くいるでしょう。しかし、残念ながら災害が起こる「その日」は誰にもわかりません。それ故に、震災直後には、また起こるかもしれないから、避難経路をしっかりと覚えておこうとか、食料などの備蓄をしておこうとか、バッテリーを準備しておこうとか、そのときには思ったに違いありません。あれからもうすぐ7年がたとうとしています。変わらず食料の備蓄など行っていますでしょうか。避難経路の確認はしていますか。
 2014年、ある有名な女子大で、替え玉受験が行われました。なんと父親が娘のために、女装して受験に臨んだのです。不正は憎むべきものですが、親の子への愛とはこれほどまでに強いのです。「この病気、かわれるものならかわってあげたい。」「私の臓器を使ってください。私はどうなってもかまいません。」 時にドラマでこんな台詞を耳にしますが、実際親とはそういうものなのです。先の父親は教師だそうで、娘の学力では恐らく入学できないことを知り、それでは可哀想だと思い、娘のかわりに受験したのでしょう。親子で似ているとはいえ、二日目の試験で発覚してしまったそうです。親の愛は素晴らしいものですが、どんなに子のことを想ってもかわることはできません。
 震災でも、進路でも自分で備えるしかないのです。自分のかわりをできる人などいないのですから。進路は震災とは違い、高校3年で、その日がやってくることは分かっています。備えられるはずです。日にちが分かっている進路について、しっかりと備えましょう。身近な備え(日にちが分かっている期末テストなど)ができない人は、遠くの備え(震災などその日がいつか分からない事態への備え)などできるはずもありません。まずは身近な備えを今からしっかりしていきましょう。もちろん震災への備えも。