教育実習

先週まで本校に教育実習生が2人来ていました。教育実習生を指導していて、自身の教育実習を思い出しました。

自分自身が生徒の時には、先生の苦労など何も知らずに、ただ授業を受けていましたが、実習という形で教壇に立つと、授業の難しさを初めて知りました。難しいからこそ、そこにやりがいがあるのではないかと思い、この仕事に自分の人生をかけてみようと教員になることを決めたことを今でも覚えています。

授業1コマを作るのにも、初めは膨大な時間がかかりました。各出版社の教科書を読み込み、どんなアプローチをしているのか研究し、導入、展開、まとめの流れの中でどんなストーリーが出来るのか考える。前後の授業の流れも考えながら、板書案と言われる黒板に書く内容を実際にノートに書いてみる。

教員となって10年を経過した今でこそ、授業を作る時間も以前よりは短い時間でできるようになってきましたが、時代の流れとともに主体的・対話的で深い学びや教育のICT化が進む中で、少しでも生徒が学びに意欲的になれて、理解が進めばと思い、少しずつ自分の授業にもそれらの手法を取り入れて授業の改善をしています。

教育実習は、たった3週間という期間で一人前の教員に仕上げる。生徒にしてみれば、新任もベテランも変わりません。先生は先生でなければならない。自身が実習生として指導教諭に言われた言葉です。もちろん、そう簡単に仕上がるわけはないのですが、来年の4月から一人で教壇に立ったときに、目の前の生徒も先生自身も困らないよう必要最低限のことを実習生に伝えました。

実習生の2人は、最終日にホームルームに行っていたクラスの生徒から色紙や手紙を貰い、3週間前の緊張や不安が伺える表情とは違った表情で大学へ戻りました。
実習生を教える立場でありながらも、自分の授業にも目を向けられた、色んな意味で忙しい3週間でした。

理科M