2018年11月アーカイブ

立冬が過ぎ、朝晩ずいぶんと冷え込むようになりました。日々、少しずつ冬模様に変化していく中で、気付けば今年も残り一か月と少しです。

そんな今、在校生は来月に迫った期末定期考査を意識し始めたようです。とくに高校三年生はこれが最後の試験、卒業試験です。最後までしっかりやりたい、ちゃんと卒業するという明確な目標が、授業への参加意欲をより一層高めているように思います。

小野学園では、平日夜8時過ぎまで自習室を開放しています。進路指導の教員や教科の教員以外にもチューターが常駐していて、日々の学習指導のほか進路指導も行っています。

もう少し定期考査が近付けば、試験勉強で残る生徒も今以上に増えてくると思いますが、少し早い今は、もっぱら一般受験を控えた高校三年生がよく利用しています。

三年生は、志ら梅祭の参加が任意となった今年、文化祭の楽しみも返上して受験勉強に専念していました。今この時も、遅くまで学校に残り勉強に励んでいます。志望校への合格を本気で目指す受験生としては当たり前のことですが、遊びたい盛りにいろいろな楽しみを計画的に制限し、不安や焦りと戦いながら一途に頑張る姿を見ると、えらいなあと思います。

そんな頑張っている三年生に一言。継続は力なり。自分を信じて、今できることを確実にしてください。今頑張っているみんなが、それぞれに迎える本番で、しっかりと力を発揮できるようにと応援しています。

 11月19日日産自動車のカルロス・ゴーン会長が過少申告の疑いで逮捕された。ゴーン会長が逮捕されたことについてコメントを求められた日産自動車の西川社長は、「権力の座で長く座っていたことに対するガバナンス面だけでなく、業務面でも弊害が見えたと実感している」とコメントした。また過少申告についての情報は、内部からの告発であることも発表された。

 ゴーン社長と言えばどん底だった日産を這い上がらせ世界一流の企業へと導いた立役者である。だが、このような彼の行為をみると、人は得てして偉くなると、また長らく同じ場所にいると自分の欠点が見えなくなるように思える。内部告発という裏切りの陰には、いったいどんなことがあったのだろうか。妬み?部下に対する侮辱?サービス残業のさせすぎ?対価をきちんと払っていない?.......

 「あなたは、自分は才能があると思うから自分の欠点が見えず、他人の無能さばかりが目につくようになり非難しののしるようになる。本当に変わらなければならないのは、社長あなたじゃないんですか!!」、なんていうブラック企業の社長が出てくるドラマの1シーンが頭によぎる。

 教師は、生徒の上に立つ立場にいる。生徒に対してはもちろん叱ることもある。しかし、いくら叱って教育してもその人が高いところを目指して頑張らなければ、同じようなことが起きるかもしれない。なんて言うことをしみじみ考え、あらためて誓いを立てるのでした。がんばります。

11月12日(月)午後に高校2年生の創作料理コンテストの審査員をしました。創作料理コンテストは「調理技術の向上」と「創造力」を育てることを目的としています。日頃から、美味しく・安く・早く・健康的というテーマを考え、家庭での調理にも積極的に参加し、より斬新な食事を提案してもらいます。今回の内容は「豆腐をつかったスタミナ料理」でした。各班とも趣向を枯らした料理をつくっていました。中でもキムチ豆腐ピザは彩りもよく斬新なアイディアでした。少し味が心配でしたが...。また、和風ロコモコ丼定食ではハンバーグに長芋が混ざっており、ご飯にも工夫がされておりとてもおいしくいただきました。その他の班もレシピ本に掲載されてもよいような内容のものばかりでした。このような家庭科の授業をきっかけに創造力や調理技術を身につけてくれればと思いました。

10月22日(月)中学生は定期考査終了後、「八芳園」にて食卓作法を学んできました。私自身初めての体験だったため、生徒と同じように綺麗なお庭や美しく彩られたお料理に感嘆の声をあげていました。今回の講座では日本の食卓作法とその由来について学ぶことができただけでなく、マナーとは何なのかを改めて考えることができました。

和食に欠かせない食事の道具「お箸」。講座の中ではそのお箸の種類や名前、作法の由来について教えていただきました。その一部をご紹介します。例えば、祝い箸。あと2ヶ月で今年も終わってしまいますが、祝い箸は年が明けてお正月におせち料理をいただくときに使うものです。「柳箸」「俵箸」などの呼び名がありますが、その特徴を端的に表した名が「両口箸」。このお箸は神様と共に食事をいただくという意味をこめて両端が細くなっています。だから、お箸の両端どちらも使えるからといって、自分が口をつけた後にもう片方の端を汚してしまってはいけないのです。何事もその成り立ちや由来がわかると納得しますし、簡単には忘れません。講座の中ではそのほかの作法に関してもこのような説明があり、納得しながら、実際に体を使い作法を身につけていくことができました。

また他の国との作法の違いについてもお話いただきました。日本では畳にお膳を置いて食事をする文化が根付いていたことから、今でも食器を持ち上げて食事を取りま。しかし、ご近所の中国や韓国では食器を持ちあげずに食事をするのがマナーです。「マナー」と聞くとすぐに「正解」を求めてしまいがちですが、周りの人や場面、国や文化に合わせて、「相手を気遣い、敬うこと」なのだと感じました。

講座が終了した後にはお庭の中を散策させていただき、大変穏やかな時間を過ごすことができました。今回学んだことは食事をはじめ、その他の場面でもいかしていきたいと思います。

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